自分の中の欲望とそれが望むべくもないことだということがずっと頭の中でぐるぐる回っている。
人は欲張りだから一度経験するとその方途がなくてももう一度、これからもずっとそれを得たいと思ってしまう。

2日目のお昼、あんなふうにじぶんのわがままをぶつけてよくないことだったと思っているけど、あの時の松浦の沈黙を思い出すと耳の奥が痛くなって悲しくなる。
あの時自分が松浦に言って欲しかった言葉を直視したくない。

松浦が起きた時手を握らなければ、僕が寝ているのを黙って隣で待っていなければ、僕の足に包帯を巻かなければ、楽しくトランプをやらなければ、僕が異性愛者だと知らないままだったらこんな気持ちにならないで済んだのにと何回も思うのに、高校の時朝電車で見かけた時とか井野駅のホームにいるのを見つけた時とかその時から僕は君の隣にいれるのがすごく嬉しかったから、本当にどうしようもないという気持ちだ。暗渠。

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