耳湯

英単語帳を見ていたら、feministの意味が「男女同権主義者」と書いてあって、「男女同権」はまだ「主義」にしていかないといけない段階なんだなぁ、としみじみ。殺人反対主義者です、なんて誰も言わなくても、人を殺しちゃいけないなんて当たり前なのにね。

私の中では、「女は人間だ」という考えは標準装備だと思っていたのに、世の中は全然そうではなかったので、「マジで?なんで?」と調べて辿り着いたのが「フェミニズム」と、フェミニズムに親和的な言葉たち。あまりに差別が多いから、「女は人間だ」という当たり前のはずの考えに、名前が付いている。


ほんとこれだ……だから私の中ではフェミニズムを思想というよりも前提として考えてるひとじゃないと無理なんだよね……


だから「陰湿ないじめ方は女性的」「女制は厚い友情を築けない」と言った人間がそれを訂正せずに、自分は常に正しく日常を過ごせるわけではないと言った時に、あなたは母を殺さないのは常に正しくあろうとしているからか?と言ったんだ。

フェミニズムを大学で学んだ、とか本を読んでいる、とかじゃなくてもフェミニストはたくさんいると思っている。

基本的な人権を認めずに、それを志向せずに、「自分は常に正しく生きれるわけじゃない」「差別はある程度人間関係につきもの」と言うひとは、決して現実を認識しているわけじゃない

現実は客観的な条件として存在するわけではない。現実は常に自分の主観や気持ちを通して形成される。現実への認識や現実を認識する言葉を紡ぐことは、自分が現実をどう認識しているか、どういう現実でありたいかということをまずあらわしている

いままで考えたことなかったけど、四年のゼミの指導教官が女性だったのついてたのかもしれないな

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
(untitled)(09.20)
(untitled)(09.18)
(untitled)(09.15)
(untitled)(09.14)
(untitled)(09.14)
(untitled)(09.14)
(untitled)(09.14)
(untitled)(09.09)
(untitled)(09.07)
(untitled)(09.07)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS